平成18年4月1日に予防接種法が改正され、麻しん・風しん予防接種については、従来の1回接種から2回接種に変更されました。また、平成19年に10代・20代の若者を中心に全国的に麻しんの大流行がみられましたが、その原因のひとつとして周囲に麻しん患者が減少し、自然の免疫刺激効果を受ける頻度が低くなったことから、免疫が徐々に低下し、発症予防に十分な抗体を保有していない状態となっていたことが考えられました。
麻しんは人から人へ感染しやすく、時に死に至る重大な疾患ですが、予防接種により予防できるものです。MR予防接種のお知らせがお手元に届いたら、早めに接種をしてください。
対象となるかた
MR1期は、「1歳の誕生日の前日」から「2歳の誕生日の前日」 まで(できるだけ1歳になったらすぐに受けましょう。)
MR2期は、 小学校就学の前年(いわゆる年長児) の1年間(4月1日から3月31日まで)(できるだけ6月末頃までに受けてください。)
1歳と5歳から6歳で接種するMRワクチンは感染予防効果がとても高いことから遅らせることなく接種することを推奨しています。
電子申請
予診票を紛失された場合や目黒区に転入されたお子さんで予防接種が未接種の場合は、こちらから電子申請で予診票の発行を申し込みできます。
電子申請(東京共同電子申請・届出サービス)
予防接種を受ける場所
MR予防接種は、区からお送りする予診票により区内の契約医療機関で接種してください。なお、目黒区の予診票は、目黒区以外の22区の契約医療機関でも使えます。事前に接種予定の医療機関が所在地の区の契約医療機関であることを確認してください。目黒区内の医療機関一覧は「子どもの予防接種」のページをご覧ください。
MR(麻しん風しん二種混合)予防接種のお知らせ(PDF:305KB)
令和4年度 MR(麻しん風しん二種混合)予防接種(第2期) のお知らせ(PDF:310KB)
MRワクチンの公費による任意接種について
目黒区では、2歳から19歳までのかたが定期予防接種を含めて2回の接種が受けられるよう、下記のとおりMR予防接種の公費による任意接種を行います。該当するかたは、保健予防課予防接種係までお問い合わせください。
MRワクチンの公費による任意接種の対象者
「生後2歳以上から20歳の誕生日の前日まで」の麻しんにかかったことがないかたで、今まで一度も麻しん予防接種(MR予防接種及びMMR予防接種を含む)を受けたことがないかた(MR2期の定期予防接種の対象となる年齢のかたを除く)、または、麻しんにかかったことがないかたで、麻しん予防接種(MR予防接種及びMMR予防接種を含む)を1回しか受けていないかた
使用するワクチン
原則としてMR(麻しん風しん二種混合)ワクチンを使用します。
注意点
- この制度は目黒区内のみのものです。公費による任意接種を受けられるのは、目黒区内の契約医療機関のみです。
- 任意の予防接種では、その接種で健康被害を受けた場合は、予防接種法に基づく補償の対象にはなりません。独立医療法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済を受けることになりますが、予防接種法に比べて救済の額が低くなっています。公費による任意接種を受ける場合は、このことの確認のための「同意書」が必要となります。
- 接種の際は、母子健康手帳、「任意接種・公費負担」と記載のある予診票、上記健康被害救済についての「同意書」が必要になります。予診票と同意書は、保健予防課予防接種係の窓口でお渡ししますので、お問い合わせください。
MR(麻しん風しん二種混合)予防接種の公費負担・任意接種について(PDF:316KB)
関連するページ
お子さんの定期予防接種について、目黒区でのお知らせ方法や接種方法をご案内します。
麻しん風疹ワクチン(MRワクチン)を受けましょう (東京都感染症情報センター)
麻しんについてのQ&Aも掲載されています。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ