麻しん(はしか)にご注意ください

麻しん(はしか)について

麻しんは感染性が非常に高く、インフルエンザよりもうつりやすく、重症化に至ることも少なくない注意すべき疾患です。有効な治療薬はありませんが、ワクチンで予防できます。

  • 麻しんにかかったことがない人や、これまでワクチン接種を受けていない人は、予防接種を受けましょう。
  • 満1歳以上のお子様は無料で区の予防接種が受けられます。0歳の場合は保護者等を対象にした区の助成制度があります。これ以外の保護者や家族の方も罹患歴や予防接種の有無を確認してください。
  • 未罹患であり、かつ、麻しんの予防接種を必要回数である2回接種していない場合には、予防接種を十分ご検討ください。

麻しん患者との接触した場合

保健所の健康観察の対象者となります。指定された期間、毎日熱を測り、麻しんが疑われる症状(熱および咳、鼻水、涙がたくさん出るなど)を認めた場合は、外出を避け、事前に電話をしてから医療機関を受診しましょう。医療機関へ移動の際には周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。お子様が保育園や幼稚園を利用している場合は登園を避けましょう。

麻しん(はしか)の症状

麻しんは、麻しんウイルスの空気感染・飛沫感染・接触感染によって発症します。ウイルスに感染後、無症状の時期(潜伏期間)が約10~12日続きます。その後症状が出始めますが、主な症状は、発熱、せき、鼻水、目やに、赤い発しんです。症状が出始めてから3~4日は38℃前後の熱、せき、鼻水、目やにが続き、一時熱が下がりかけたかと思うと、また39~40℃の高熱となり、首筋や顔などから赤い発しんが出始め、その後発しんは全身に広がります。高熱は3~4日で解熱し、次第に発しんも消失しますが、しばらく色素沈着が残ります。

予防接種を受けましょう

麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。また、麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンを接種することも効果的であると考えられています。

医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。

定期予防接種

原則として「麻しん・風しん混合ワクチン」(MRワクチン)を2回接種します。対象となってから、初めの3か月の間に受けるようにしましょう。

対象年齢は以下のとおりです。

  • 1期:1歳以上2歳未満
  • 2期:5歳以上7歳未満で、小学校就学前の4月から3月31日までの1年間

詳細は、子どもの予防接種をご覧ください。

任意接種

定期予防接種以外で任意に予防接種を受ける場合には、麻しんの予防接種(MRワクチン等)を実施している医療機関で接種を受けてください。

※2歳以上18歳以下の港区在住者でMRワクチン定期接種第1期、第2期のいずれか、または両方未接種の人、また、0歳児の保護者等については任意接種助成事業をおこなっております。

詳細は、麻しん風しん混合(MR)ワクチン任意接種助成事業についてをご覧ください。

予防接種を実施している医療機関の検索方法

  1. 東京都医療機関案内サービス(ひまわり)(外部サイトへリンク)にアクセス
  2. 「医療機関をさがす」欄の「上記以外の項目でさがす」をクリック
  3. 「予防接種でさがす」をクリック
  4. ご希望の予防接種を選択し、さらに区市町村、町名を選択すると検索ができます。

よくある質問

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お問い合わせ

所属課室:みなと保健所保健予防課

電話番号:03-6400-0081

ファックス番号:03-3455-4460

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