目次

• 濃厚接触者とは
• 待機期間について
• 待機期間の過ごし方
• 濃厚接触者の検査について

濃厚接触者とは

濃厚接触者とは、陽性者の発症日2日前以降に以下に該当するなど接触された方です。

• 同居（2世帯住宅の場合は、お風呂やトイレなど共有スペースがある）の方
• 陽性者と手で触れることの出来る距離（目安として1メートル）で、必要な感染予防策なしで、15分以上の接触があった方（周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する）

　（国立感染症研究所感染症疫学センター「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」から）

濃厚接触者の待機期間について

濃厚接触者の待機期間は、陽性者と最終接触した日（※）から5日間（6日目解除）ですが、2日目及び3日目の抗原定性検査キットを用いた検査（検査は自費負担となり、薬事承認されたキットを用いてください。）で陰性を確認した場合は、3日目から解除が可能です。

なお、乳幼児については抗原定性検査キットを用いることが想定されていないため、待機期間の短縮の対象になりません。

ただし、7日間が経過するまでは、体温測定など自身による健康状態の確認を行っていただくとともに、高齢者や基礎疾患を有する者等の感染した場合に重症化リスクの高い方（以下「ハイリスク者」という。）との接触やハイリスク者が多く入所・入院する高齢者・障害児者施設や医療機関への不要不急の訪問（受診等を目的としたものは除く）、感染リスクの高い場所の利用や会食等を避け、マスクを着用すること等の感染対策をしてください。

※注釈　同居家族等の待機期間は、以下のいずれか遅い方が0日目になります。

• 陽性者の発症日（無症状の場合は、検体採取日）
• 陽性者の発症等により住居内で感染対策を講じた日（感染対策とは、日常生活を送るうえで可能な範囲での、マスク着用、手指消毒の実施、物資の共用を避ける、消毒等の実施などを指します。）

※注釈　当該同一世帯等の中で別の同居者が発症した場合は、改めてその発症日を0日目として起算します。

同居家族等の健康観察期間の考え方（PDF：110KB）（別ウィンドウで開きます）

（例）陽性者との最終接触日が1月1日の場合

• 健康観察期間は1月6日まで
• 通常の生活に戻れるのは1月7日から

※注釈　濃厚接触者と同居しているご家族の通勤や通学などに制限はございません。ただし、濃厚接触者が待機期間中に陽性となった場合、同居家族は濃厚接触者になりますので、ご家族も感染対策を徹底し、体温測定をするなど健康状態をこまめに確認し、不要不急の外出は避けていただきますようお願いします。

濃厚接触者の待機期間の過ごし方

濃厚接触者に該当する場合は、1から6のように行動してください。

1. 不要不急の外出はできる限り控えて下さい。やむをえず外出する際は、マスクの着用と手指消毒などの感染予防策を行ったうえで短時間で済ませてください。
2. 公共交通機関の利用は控えてください。（不特定多数が利用する電車、バス、タクシー、航空機など）
3. 毎日体温測定を行い、風邪症状（のどの痛み、発熱、咳、倦怠感等）の有無を確認してください。
4. PCR検査等の結果が陰性の場合でも、待機期間中は発症する可能性があるため、不要不急の外出はできる限り控えてください。
5. 症状が出たらかかりつけ医や同居の方が検査を受けた医療機関または保健所へ相談してください。
6. ご家族等の身近でお過ごしになる方へ
   • こまめに手指消毒を行ってください。
   • マスクを着用してください。
   • 十分な睡眠や栄養をとるようにしてください。
   • ご家族等で体調の悪い方が発生した場合、周囲の方もマスクを装着し接触する方を限定してください。

濃厚接触者の検査について

濃厚接触者への抗原定性検査キットの配布（東京都）

東京都では、濃厚接触者となられた方が、待機期間中に風邪症状（のどの痛み、発熱、咳、倦怠感等）がみられた場合、まずはご自宅等で速やかに検査ができるよう、体外診断用医薬品として承認を受けた抗原定性検査キットを配布しています。ご活用ください。

濃厚接触者への抗原定性検査キットの配布（外部サイトへリンク）（別ウィンドウで開きます）

新型コロナを疑う症状がある方への抗原定性検査キットの配布（東京都）

東京都では、診療・検査医療機関への検査・受診の集中を緩和し、発熱等の症状がある方が速やかに適切な保健医療サービスを受けられるよう、体外診断用医薬品として承認を受けた抗原定性検査キットを配布しています。

抗原定性検査キットの配布について（外部サイトへリンク）（別ウィンドウで開きます）