ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種(HPVワクチン)

定期接種対象者へ予診票をお送りしました

令和4年度定期接種対象者に予診票をお送りしました。

小学校6年生から中学2年生の対象者には、令和4年6月25日に予診票を発送しました。

中学3年生及び高校1年生の対象者には、令和4年3月25日に発送しております。

定期接種を機会を逃した方で接種をご希望の方は子宮頸がん予防ワクチン(特例措置)をご覧ください。

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種について

HPVワクチンについては、ワクチン接種後に、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的にみられたことから、定期接種を積極的に勧奨しないよう平成25年6月14付で厚生労働省から勧告がありました。

その後厚生労働省でHPVワクチンの定期接種について検討され、令和3年11月26日付けでHPVワクチン接種の勧奨差し控えを廃止し、個別接種の勧奨を令和4年4月から順次実施するよう通知がありました。

定期接種を逃した方接種をご希望の方は、子宮頸がん予防ワクチン(特例措置)をご覧ください。

疾病について

子宮頸がんについて

子宮頸がんは、発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因となって発症します。女性の子宮の入り口部分(子宮頸部)にできるがんで、全ての年代の女性が罹患する可能性がありますが、近年若い女性(20~39歳)で急増しているのが特徴です。日本では年間約9,000人が発症し、約2,700人が死亡しており、若い女性がかかるがんの中では乳がんについで多く、女性の100人に1人が生涯のいずれかの時点でかかると言われています。
子宮頸がんに罹患した場合、たとえ死に至らないまでもごく初期のがんを除いては子宮摘出となる可能性があり、その場合は妊娠や出産への影響はもちろん、排尿障害などの後遺症により日常生活に支障をきたすこともあります。

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症について

ヒトパピローマウイルス(HPV)は性交経験がある女性であれば誰でも感染する可能性があります。ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染してもほとんどの場合、ウイルスは自然に排除されますが、ウイルスが排除されずに長期間感染が続く場合があり、ごく一部のケースで数年~十数年間かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。
100種類以上の遺伝子型があるヒトパピローマウイルス(HPV)の中で、とくに発がん性が高い型は16型と18型で、子宮頸がんの約70%はヒトパピローマウイルス(HPV)16型、18型感染が原因とされています。
また、低リスク型(非発がん型)の6型、11型等の感染により尖圭コンジローマに罹患することもあります。

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは子宮頸がんを直接予防するワクチンではなく、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス感染症を予防するワクチンです。
接種にあたっては、有効性とリスクを理解したうえで判断してください。

定期接種対象者

小学校6年生から高校1年生相当の女子
(小学校6年生の4月1日から高校1年生の3月31日まで接種可能です。)

※ただし、平成18年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた方は、上記の期間を超えても特例措置として令和7年3月31日まで接種できます。

お知らせ・予診票送付時期

予診票につきましては、小学校6年生になる直前の3月末に一斉発送いたします。

接種ワクチン

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンにはサーバリックス(2価)とガーダシル(4価)の2種類があります。

  • サーバリックス(2価)
    様々な遺伝子型があるヒトパピローマウイルス(HPV)の中で、最も子宮頸がんの原因となりうる16型と18型に対する抗原を含んでいるワクチンです。
  • ガーダシル(4価)
    子宮頸がんの主な原因となる16型と18型の抗原の他に、尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる6型、11型の抗原を含むワクチンです。

接種回数・スケジュール

サーバリックス、ガーダシル共に3回接種ですが、接種間隔が異なりますのでご注意ください。
また、必ず1回目に接種をしたワクチンで3回目まで接種をしてください。途中でワクチンを変更することはできません。
<サーバリックス>

  • 1回目
  • 2回目 1回目の接種から1か月以上の間隔をあける
  • 3回目 1回目接種から6か月以上かつ2回目の接種から5か月以上の間隔をあける

<ガーダシル>

  • 1回目
  • 2回目 1回目の接種から2か月以上の間隔をあける
  • 3回目 1回目接種から6か月以上かつ2回目の接種から4か月以上の間隔をあける

※上記の間隔は標準的なものです。お急ぎの場合、サーバリックスは5か月、ガーダシルは4か月で3回の接種を終了できます。

接種場所

区内協力医療機関もしくは、23区内の各区と契約した協力医療機関。
板橋区内の協力医療機関は以下を、各区の協力医療機関は各区の予防接種担当課もしくは医療機関にご確認ください。
また、医療機関によっては接種が予約制の場合がありますので事前に医療機関にお問い合わせください。

接種費用

無料
予診票に記載された有効期限から1日でも外れた場合は任意接種(全額自己負担)となりますのでご注意ください。

必要書類

  • 子宮頸がん予防ワクチン接種予診票
  • 母子健康手帳
  • 同意書 ※詳しくは下方”同意書について”をご覧ください。

をご持参ください。
また、予防接種以外のことで診療を受けた場合に備え、

  • 健康保険証
  • (子ども医療証)

もご持参ください。

同意書について

お子様の予防接種の実施にあたっては、原則として保護者の同伴が必要です。
ただし、16歳以上の方については同意書なしで1人で接種できます。また、13歳以上(13歳のお誕生日の前日以降)16歳未満の方への予防接種については、保護者がワクチンの有効性やリスクを理解し、納得してお子様に予防接種を受けさせることを希望する場合に限り、保護者の同伴なく予防接種を受けることができます。
その際には必ず「同意書」と予診票の「自署欄1」に保護者の署名をしたうえ、接種日当日医療機関にお持ちください。
「同意書」への署名は、接種に対する疑問等をあらかじめかかりつけ医や保健所予防対策課に確認して、充分に納得したうえで、接種させることを決めてからにしてください。
同意書の書式は予診票申請時にお申し出いただくか、本ページ最下段からダウンロードしてください。

ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)ワクチンの副反応

2価HPVワクチンの副反応としては、疼痛(99%)、発赤(88.2%)、及び腫れ(78.8%)などの局所反応と、軽度の発熱、倦怠感などの全身反応があります。
また、4価HPVワクチンの副反応としては、疼痛(82.7%)、紅斑(32%)、及び腫れ(28.3%)などの局所反応と、発熱、頭痛などの全身反応があります。
なお、まれに重い副反応が生じる場合もあり、現在厚生労働省では副反応の報告を集め、定期的に専門家が分析・評価して調査を行っているところです。
詳しくはヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)(厚生労働省)をご覧ください。

他の予防接種との接種間隔

ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)ワクチンは不活化ワクチンです。
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)ワクチン接種後に他のワクチンを接種する場合は接種間隔の決まりはありません。

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このページに関するお問い合わせ

健康生きがい部 予防対策課 予防接種第一係
〒173-0014 東京都板橋区大山東町32番15号 板橋区保健所
電話:03-3579-2318 ファクス:03-3579-1337
健康生きがい部 予防対策課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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