地域医療勤務環境改善体制整備事業

令和6年4月からの医師に対する時間外労働の上限規制の適用開始までの間に、地域での医療提供体制を確保しつつ、医師の労働時間短縮を強力に進めていくため、必要かつ実効的な施策を講じる必要があり、特に勤務医が働きやすく働きがいのある職場づくりに向けて、他職種も含めた医療機関全体の効率化や勤務環境改善の取組として、チーム医療の推進やデジタル技術の活用等による業務改革を進めていくことを目的とした事業です。

対象医療機関

 次のいずれかを満たす都内の医療機関(ただし、診療報酬により地域医療体制確保加算を取得している医療機関を除きます。)
 なお、1及び2の救急医療に係る実績は、1月から12月までの1年間における実績とします。
1 救急医療に係る実績として、救急用の自動車又は救急医療用ヘリコプターによる搬送件数が、年間で1000件以上2000件未満であり、地域医療に特別な役割がある医療機関
2 救急医療に係る実績として、救急用の自動車又は救急医療用ヘリコプターによる搬送件数が、年間で1000件未満の医療機関のうち、次のいずれかに当てはまる医療機関
(1) 夜間・休日・時間外入院件数が、年間で500件以上であり、地域医療に特別な役割がある医療機関
(2) 離島、へき地等で、同一医療圏に他に救急対応可能な医療機関が存在しないなど、特別な理由の存在する医療機関
3 地域医療の確保に必要な医療機関であって、次のいずれかに当てはまる医療機関
(1) 周産期医療、小児救急医療機関、精神科救急等、公共性と不確実性が強く働く医療を提供している場合
(2) 脳卒中や心筋梗塞等の心血管疾患の急性期医療を担う医療機関であって一定の実績と役割がある場合など、5疾病5事業で重要な医療を提供している場合
4 その他在宅医療において特に積極的な役割を担う医療機関

※「対象医療機関の補足」も併せて御参照ください。

対象事業

 医師の労働時間短縮に向けた取組として、医療機関が作成した「勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画」に基づく取組を総合的に実施する事業
 ※例えば、勤怠管理システム等のICT機器、休憩室整備費用、改善支援アドバイス経費、短時間勤務要員の確保経費等の医師の労働時間短縮のための取組に要する経費を補助します。「勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画」に基づいて実施する取組であれば、全て補助対象となります。

要綱

令和4年度交付申請

 令和4年度に地域医療勤務環境改善体制整備事業を実施する病院を募集しています。
 医師の働き方改革に向けた取組を推進していただくとともに、積極的に本事業の活用を御検討いただき、事業計画がある場合は、交付申請書等を御提出ください。

提出期限

令和4年8月24日(水曜日) ※締め切りました。

提出書類様式等

令和3年度実績報告

 令和3年度に交付決定を受けた医療機関は、交付要綱第10の7に基づき実績報告書を作成し提出してください。
 補助事業の成果が交付決定の内容及び条件に適合しているか審査し交付額を確定します。

提出期限

令和4年4月8日(金曜日) ※締め切りました。

提出書類様式等

※交付要件の「勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画」は任意の様式となりますが、厚生労働省が開催している「医師の働き方改革の推進に関する検討会」において、医師の年の時間外・休日労働時間が960時間を超えている医療機関は「医師労働時間短縮計画」を作成することが努力義務とされていることから、この「医師労働時間短縮計画」を「勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画」として事業を実施していただいても構いません。参考に、令和3年8月4日に開催された「第13回医師の働き方改革の推進に関する検討会」時点での「医師労働時間短縮計画」のひな型及び作成例を掲載いたします。また、厚生労働省のホームページ(「医師の働き方改革の推進に関する検討会」のページ)に、「医師労働時間短縮計画作成ガイドライン(案)」が掲載されておりますので、「医師労働時間短縮計画」の作成に当たっては、そちらも併せて御参照ください。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。厚生労働省ホームページ(医師の働き方改革の推進に関する検討会)

消費税仕入控除税額報告

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お問い合わせ

このページの担当は 医療政策部 医療人材課 です。

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