B型肝炎予防接種

ワクチンの効果・副反応

  • B型肝炎は、B型肝炎ウイルスに汚染された血液や体液が、出産や輸血、性交渉などによって体内に入り、B型肝炎ウイルスに感染して発症する病気です(国立感染症研究所 B型肝炎とは)。
    B型肝炎ウイルスに感染して保有者(キャリア)になると、そのおよそ10人に1人が数十年後に慢性肝炎になるといわれています(肝炎情報センター B型肝炎)。
  • B型肝炎ワクチンは20年以上前に認可され、世界中で使用されている、効果も安全性も高いワクチンです。
    B型肝炎予防接種をしても、およそ20人に1人のお子さんには抗体ができませんが、予防効果は20年以上続くといわれています(調査では、感染しても、キャリアになった子どもはいない)。
  • B型肝炎は、上述のように感染の機会が限られているため、もし感染したとしても症状がなければ、保育園・幼稚園・学校に通ってもかまいません(日本学校保健会 学校において予防すべき感染症の解説)。
  • B型肝炎予防接種をすると、およそ10人に1人のお子さんに、倦怠感、頭痛、接種部位が腫れる・赤くなる・痛む、などの副反応が見られます。

参考

対象者・費用

定期予防接種としての、B型肝炎予防接種の対象者は、下記1から4までのすべてに該当するお子さんで、費用は無料です。

  1. 中野区にお住まい(東日本大震災に伴う被災者を含む)
  2. 2016(平成28)年4月1日以降に生まれた
  3. 接種当日に満1歳(生後12か月)未満(参考:年齢の数え方
    なお、長期にわたる療養(予防接種法施行規則第2条の4)や特別の事情(同規則第2条の5)のため、予防接種が受けられる状態になってから2年以内であれば、無料でB型肝炎予防接種ができます(予防接種法施行令第1条の3第2項)。
    詳しくは、長期にわたる疾患などのために定期予防接種が受けられなかった方へ(長期療養特例)へお進みください。
  4. 母子感染予防のために抗HBs人免疫グロブリンと併用してB型肝炎ワクチンの接種を受けたことがない(この場合は健康保険が適用されるため、定期予防接種の対象外)

ワクチン接種が受けられないお子さん

接種回数

  • 27日以上の間隔で2回接種後、1回目から139日以上の間隔で1回接種します(合計3回)。
    標準的な接種期間は、生後2か月から8か月までです。
    予防接種は医療行為であり、医師の判断によって、法定された接種間隔で接種できない場合もあります。
    実際の接種に際しては、予防接種スケジュールなどを参考に、医師とよく相談して、接種漏れがないようにしましょう。
  • 医師が必要と認めた場合には、同時に違う種類のワクチンを接種することができます。

接種方法

接種前

  • B型肝炎予防接種は、受けたい方が各自で医療機関と日時を調整し、その医療機関に出向く個別接種です。
    医療機関によって、接種の曜日・時間などが異なりますので、必ず事前に各医療機関にお問い合わせの上、予約をしてお出かけください。
  • B型肝炎予防接種が受けられる中野区内の実施医療機関の詳細は、子どもの予防接種実施医療機関一覧へお進みください。
  • 中野区内の実施医療機関以外の医療機関での接種を希望する場合は、中野区外で接種を受けるにはにお進みください。

接種当日

接種後

関連ファイル

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このページについてのお問い合わせ先

健康福祉部 保健予防課(中野区保健所) 保健予防係

中野区保健所2階4番窓口

電話番号 03-3382-6500 ファクス番号 03-3382-7765 メールフォーム
受付時間 午前8時半~午後5時

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