中野区の介護予防のための取り組み

中野区の高齢者(65歳以上)は67,740人、高齢化率は約20.3%となっています。(令和3年10月1日現在)
高齢者人口の推移をみていくと、特に後期高齢者(75歳以上)が増加していく傾向が見られます。
それに伴い要支援・要介護状態の人が増加し、介護サービスの需要増加が見込まれます。

高齢者人口の推移

年齢別要介護認定率の状況

下記の図は、介護保険の第1号被保険者(65歳以上の加入者)の年齢別認定率の状況です。
年齢があがるごとに認定率もあがり、85歳以上になると約半数近くは認定を受けています。

第1号保険者の年齢別認定率

介護予防について

後期高齢者になっても元気で暮らし続けられるよう早い時期からの健康づくり、介護予防の取組みが求められています。
また、今後の高齢者人口の増加、特に後期高齢者の増加に伴う介護需要に対しては、これまでの介護専門職によるサービスだけでは賄えなくなることはほぼ確実であり、新たな対策が求められています。
これらを踏まえ、まずは介護を必要とする状態にならない『介護予防』に励むこと、身体機能の低下に対し、『早期に介入して改善』することや、介護保険サービスのうち、自らあるいは助け合い(自助、互助)により代替可能なサービスは、介護専門職以外の主体も参加して担うことが重要です。

介護予防リーフレット

平均寿命が延びてきているなかで、いかに介護を必要とせず、自立して暮らしていけるか。
区では、元気で長生きのヒケツを取り上げたリーフレットを作成しました。
「老化は仕方がないこと。」「もう歳だから。」と諦めてしまうのではなく、元気でいられるヒケツを探っていきましょう。

介護予防リーフレット「元気で長生きのヒ・ケ・ツ」

地域包括支援センター

高齢者の保健福祉の総合相談、支援の窓口です。
高齢者やそのご家族はもちろん、地域の方も困っていることや心配なこと、気になることがあれば、担当の地域包括支援センターにご相談ください。
高齢者のみなさまが、住み慣れた地域で暮らし続けられるよう「介護」「保健」「福祉」に詳しい専門職員が、あなたの不安や疑問をしっかりと受け止めて総合的に支援します。

地域包括支援センター

高齢者会館

高齢者会館では、体力づくり教室・各種講演会・体操、音楽機器を活用した取組み、健康麻雀等を実施しており、区内在住の60歳以上の方はどなたでも利用ができます。(※体力づくり教室等の一部事業は65歳以上が対象となります。)
各会館の取組み等詳細は、高齢者会館へ直接お問い合わせください。

高齢者会館

地域の活動について

地域では、住民の方が中心となって様々な活動を行っています。
身近な地域で、自分にあった活動の場を見つけてみませんか?

介護サービス情報公表システム

このサイトでは、「介護事業所」「地域包括支援センター」「生活支援等サービス」「住まい(サービス付き高齢者向け住宅」「医療機関」「薬局」を検索することができます。

中でも「生活支援等サービス」の項目では、1.見守り・安否確認2.配食(+見守り・安否確認)3.家事援助4.交流の場・通いの場5.介護者支援6.外出支援7.多機能型拠点8.その他の情報を検索することができ、介護保険のサービス以外の住民の自主的な活動の情報等を公表しています。

特に、4.交流の場・通いの場では、身近な地域で気軽に参加できる活動が紹介されていますので、ぜひ検索してみてください。

www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/13/index.php

中野まなVIVAネット(中野区生涯学習サークル・指導者紹介サイト)

このサイトは、中野区が区民の生涯学習活動を支援するために開設したサイトで、運営は文化施設指定管理者(JN指定管理者共同事業体)が行っています。中野区を中心に活動している生涯学習団体及び人材の活動内容などを、このサイトで紹介しています。

tokyo-nakano.genki365.net/

介護予防・日常生活支援総合事業

介護予防・日常生活支援総合事業(以下、総合事業という)は区市町村が中心となり、地域の実情に応じて、住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実させることで地域の支え合い体制づくりを推進し、要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指します。
中野区では、平成29年4月から総合事業を開始しています。

総合事業パンフレット

中野区の総合事業における取組みに関しては、パンフレットをご覧ください。
パンフレットには、ご自身の心身の状態を振り返るチェックリストや介護予防に取り組める高齢者会館などの案内をしています。

介護予防・日常生活支援総合事業パンフレット「はじめよう!続けよう!健康生活」

生活機能を早期に改善するために

「身体機能の低下は歳を取ったら当たり前。」と思っていませんか?
高齢になっても、早期に改善のための取組みを実施することで、要介護状態になることを予防できます。
中野区では、短期間で集中的に生活機能を改善するためのプログラムとして「なかの元気アップセミナー」を実施しています。

住民主体サービスについて

総合事業では介護事業者による介護サービスだけでなく、多様な主体による多様なサービスが求められています。
中でも住民主体によるサービスは、地域との繋がりを維持しながら、支援する側・される側という関係性だけでなく、持っている能力に応じた柔軟な支援を行い、お互いに自立意欲の向上につながるのではないかと期待されています。
この住民主体によるサービスへ運営費等の補助をします。詳しくは以下からでご確認ください。

介護予防・日常生活支援総合事業における住民主体サービス補助制度

なかの元気アップ体操

中野区歌「未来カレンダー Forever Nakano」に合わせて、気軽に体を動かすことができ、どなたでも取り組める体操です。
日常生活において無理なく筋力アップに取り組むことができ、またコグニサイズの要素を取り入れた認知症予防の効果も期待できる体操となっています。
詳しくはこちらからご覧ください。

なかの元気アップ体操

なかの元気アップ体操ひろば

お金は使うと無くなりますが、筋肉は使うほどに増えていきます。
筋力を鍛える運動を行って、日頃から筋肉を蓄えておけば、病気やけがで一時的に寝込んでも、その後も日常生活に不自由しない筋量を残しておくことができます。また、転倒や骨折の防止にもなります。
「なかの元気アップ体操ひろば」は、参加費無料・予約なしで気軽に参加でき、筋力アップを目指す体操の場です。

「なかの元気アップ体操ひろば」を開催しています

このページについてのお問い合わせ先

地域支えあい推進部 介護・高齢者支援課 介護予防推進係

区役所6階 5番窓口

電話番号 03-3228-8949 ファクス番号 03-3228-5492 メールフォーム
受付時間 月曜日から金曜日までの午前8時半から午後5時まで(祝日を除く)

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