高齢者用肺炎球菌のワクチン接種は、予防接種法に基づく定期予防接種です。ただし、高齢者用肺炎球菌ワクチン接種は義務ではなく、ご本人が接種を希望する場合に行うものです。
対象者
高齢者用肺炎球菌の定期予防接種の対象者は、中野区にお住まいになり、過去に一度も高齢者用肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方で、下の(1)原則か(2)経過措置のいずれかに該当する方です。
今年度対象になる方の生年月日や年齢については、高齢者用肺炎球菌予防接種 令和4年度に定期予防接種の対象となる方をご覧ください。
(1)原則(予防接種法施行令第1条の3)
- 接種をする日の年度の末日に満65歳の方
- 接種当日に、満60歳から満64歳で、かつ、心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能のいずれかに身体障害者手帳1級相当の障害がある方
なお、長期にわたる療養(予防接種法施行規則第2条の4)や特別の事情(同規則第2条の5)のため、上記1か2の対象年齢で高齢者用肺炎球菌予防接種を受けられなかった場合、予防接種が受けられる状態になってから1年以内であれば、高齢者用肺炎球菌予防接種ができます(予防接種法施行令第1条の3第2項)。ご希望の場合は、中野区保健所予防接種担当(電話03-3382-6500)までご連絡ください。
(2)令和5年度までの経過措置
次の1と2の両方に該当する方は、経過措置により高齢者肺炎球菌のワクチン接種を受けられます。
- 接種をする日の年度の末日に、満65歳、満70歳、満75歳、満80歳、満85歳、満90歳、満95歳、満100歳の方
- 過去に一度も「肺炎球菌ワクチン(23価)」を接種したことがない方
詳しくは、高齢者用肺炎球菌予防接種 令和4年度に定期予防接種の対象となる方をご覧ください。
費用
自己負担額 | 1,500円 |
- 本来、自己負担額は4,000円となりますが、東京都の補助事業により令和5年度まで自己負担額が1,500円となっております。
- 生活保護を受けている方、中国残留邦人等の支援給付を受けている方には自己負担免除の予診票を送付しています。
※令和4年度は4月28日に対象者の方に向けて予診票を送付いたしました。ご転入された方や紛失された方など、予診票の発行を希望される方は予診票の交付・再交付をご覧ください。
接種方法
接種できる期間
令和5年3月31日まで
接種できる医療機関
中野区内で接種できる医療機関(契約医療機関)は、中野区高齢者用肺炎球菌予防接種契約医療機関一覧表をご覧ください。
医療機関に持っていくもの
当日は予約した医療機関に、下記1から3のすべてをお持ちになって接種してください。
- 高齢者用肺炎球菌予防接種予診票(あらかじめ必要事項を記入しておく)
- 健康保険証
- 自己負担金
なお、当日、医師が接種不適当と診断した場合、接種はできません。接種しなくても、医師の診察が行われると、予診票は使用されます。接種をご希望の場合は、お手数ですが、予診票の再交付申請をお願いします。
中野区外(東京23区内)で接種をする場合
受けようとする医療機関が、その区の契約医療機関であれば、中野区の「高齢者用肺炎球菌予防接種予診票」で接種できます。その区の契約医療機関かどうかは、希望する医療機関またはその区役所の予防接種担当部署に問い合わせをお願いします(中野区への連絡は不要です)。
東京23区外で接種をする場合
東京23区外での接種の場合、予防接種時に「定期予防接種依頼書」という書類が必要となります。下記申請方法をご確認いただき、予防接種までに余裕を持ってご申請ください。なお、「定期予防接種依頼書」の申請をせず東京23区外で予防接種を行った場合、予防接種費用助成の手続きができませんのでご注意ください。
申請方法
窓口での申請の場合
下記の窓口に接種を希望される方の確認ができるもの(健康保険証など)を持参して、次の5つのうちいずれかの施設に「予防接種依頼書」の交付申請をお願いします。
- 中野区保健所予防接種担当(2階4番窓口)
- 中部すこやか福祉センター
- 北部すこやか福祉センター
- 南部すこやか福祉センター
- 鷺宮すこやか福祉センター
郵送で申請の場合
郵送による申請を希望される場合は、「高齢者用肺炎球菌予防接種依頼書交付申請書」に必要事項をご記入いただき、中野区保健所まで郵送でご送付ください。なお、申請書がダウンロードできない場合は、申請書を郵送でお送りいたしますので中野区保健所予防接種担当(03-3382-6500)までお問い合わせください。発行の流れについては、「令和4年度高齢者用肺炎球菌予防接種依頼書の発行について」をご確認ください。
送付先
〒164-0012
中野区中野二丁目17番4号
中野区保健所 保健予防課 予防接種担当 宛
「予防接種依頼書」で接種した場合の接種費用助成
「予防接種依頼書」で接種した場合、自己負担額の一部助成を行います。ご希望の方は、中野区保健所予防接種担当(2階4番窓口)に、次の4つを持参して費用助成の申請を行ってください。(助成金のお支払い方法は口座振替のみとなります。)
- 接種医療機関の領収書(医療機関住所・名称・領収印および接種内容が記載されているもの)
- 接種済みの予診票のコピー
- 振込先口座番号がわかるもの(振込先が接種対象者の口座でない場合は、委任状も必要)
- 朱肉を使う印鑑
なお、郵送による申請を希望される場合は、中野区保健所予防接種担当(電話03-3382-6500)まで、ご連絡ください。
新型コロナウイルス感染症ワクチンとの接種間隔
新型コロナウイルス感染症ワクチンと高齢者用肺炎球菌ワクチンは同時に接種することはできません。
どちらを先に接種する場合でも、先に接種をしたワクチンの2週間後に、もうひとつのワクチンを接種することが可能です。
かかりつけの医療機関の医師に接種スケジュール等をご相談のうえ、予防接種を受けてください。
肺炎球菌ワクチンの効果
- 肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎を予防するワクチンです。
- 肺炎球菌による肺炎は、成人の肺炎の25~40パーセントを占め、特に高齢者での重篤化が問題になっています。
- 肺炎球菌には多くの型がありますが、現在の肺炎球菌ワクチンは、日本に分布する型のおよそ80パーセントに対して免疫をつけることができます。また、肺炎球菌が引き起こす呼吸器感染症、副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などの予防効果もあります。抗体価は、接種1か月後に最高値となり、その後4年間はあまり低下しません。 5年後の抗体価は、最高値のおよそ8割で、以後徐々に抗体価は低下します。短期間で再接種を行うと、接種した部位の強い副反応が増加するので、再接種は5年以上の間隔をおいたほうがよいとされています。
なお、小児用肺炎球菌ワクチン(製品名「プレベナー13」)は、高齢者定期予防接種としての承認は受けていませんので、高齢者定期予防接種として使用できるワクチンは、多価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(製品名「ニューモバックスNP」および「ニューモバックスNPシリンジ)のみとなります。
副反応
- 予防接種の注射の跡が、痛んだり、赤みを帯びたり、腫れたりすることがあります。
- 頭痛、筋肉痛、発熱がみられることもあります。
- どちらも通常5日以内に治ります。
- 急な副反応については、接種後をお読みください
参考
- 厚生労働省 肺炎球菌感染症(新しいウィンドウで開きます。)
予防接種を受ける際の注意
予防接種が受けられない方
- 摂氏37.5度以上の熱がある方
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 免疫異常のある方
- 以前ワクチン接種後30分以内に、アナフィラキシー・ショック(全身のじんましんや、嘔吐、呼吸困難、血圧低下などの激しい全身アレルギー症状)を起こしたことのある方
- 医師が不適当な状態と判断した方
予防接種を受ける際に医師との相談が必要な方
- 心臓病・腎臓病・肝臓病や、その他慢性疾患で治療中の方
- 以前ワクチン接種後2日以内に、発熱、発疹、じんましんなどがみられた方
- 以前けいれんを起こしたことのある方
接種後
- 注射部位を強くこすらないでください。
- 接種後30分は、急な副反応(アナフィラキシー・ショック)が起こることがありますので、接種医療機関とすぐ連絡を取れるようにしておいてください。
- 副反応の多くは接種後24時間以内に出現します。入浴は差し支えありませんが、激しい運動や大量の飲酒などは避けて、体調に注意してください。
- 副反応かどうかわからなくても、接種部位や体調の変化が現れたら、速やかに医師の診察を受けてください。
- 予防接種による健康被害の救済制度については、健康被害が起こったらをお読みください。
- 保健所は、区民のみなさんに健康安全情報を発信するため、随時健康被害に関する情報を収集したり、調査したりしています。気になることがありましたら、下記このページについてのお問い合わせ先まで、ご連絡ください。
予診票の交付・再交付
予診票が届いていない場合や紛失された場合、高齢者用肺炎球菌予防接種を希望される場合は、お手数ですが、下記の窓口に接種を希望される方の確認ができるもの(健康保険証など)を持参して、「高齢者用肺炎球菌予防接種予診票」の交付・再交付申請をお願いします。
- 中野区保健所予防接種担当(2階4番窓口)
- 中部すこやか福祉センター
- 北部すこやか福祉センター
- 南部すこやか福祉センター
- 鷺宮すこやか福祉センター
なお、郵送による交付・再交付を希望される場合は、中野区保健所予防接種担当(電話03-3382-6500)まで、ご連絡ください。
関連ファイル
- 高齢者肺炎球菌予診票交付・再交付申請書(PDF形式 73キロバイト)
- 高齢者肺炎球菌予診票交付・再交付申請書(エクセル97-2003形式 37キロバイト)
- 高齢者肺炎球菌予防接種依頼書交付申請書(PDF形式 71キロバイト)
- 高齢者肺炎球菌予防接種依頼書交付申請書(エクセル形式 19キロバイト)
- 令和4年度高齢者肺炎球菌予防接種依頼書の発行について(ワード形式 16キロバイト)
- 高齢者肺炎球菌予防接種令和4年度に対象になる方(エクセル形式 12キロバイト)
- 令和4年度中野区高齢者肺炎球菌予防接種契約医療機関一覧表 (1)(エクセル形式 26キロバイト)
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このページについてのお問い合わせ先
健康福祉部 保健予防課(中野区保健所) 保健予防係
中野区保健所2階4番窓口
電話番号 03-3382-6500 | ファクス番号 03-3382-7765 | メールフォーム
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