新型コロナの1週間の新規感染者数は前の週と比べ、 毎日1.3倍程度のペースで増加が続いています。県民 の皆様に感染対策等についてより一層注意喚起するた め、「感染再拡大警報」を発令しています。
また、コロナ患者を受け入れる確保病床の利用率も 日々増加し、50%を超えています。医療機関のクラスタ ーや医療従事者の感染等による休職により一部の病院 では通常診療に支障が生じていることから、「医療ひっ 迫注意報」も発令しています。
12月15日現在
※1 即応病床数(コロナ確保病床以外の病床数を含む) ※2 コロナ確保病床数
12月16日(金)現在
本県の新型コロナウイルスの感染状況や医療ひっ迫状況等は 国評価レベル 2(感染拡大初期)です
入院患者数 A |
病床数 B |
病床利用率 A/B |
459人 |
812床※1 |
56.5% |
654床※2 |
70.2% |
直近1週間の 10 万人当たり 新規陽性者数 |
672.9人 |
さらに、この2年間流行のなかったインフルエンザの患者も徐々に増加しており、今冬は、新型 コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されます。感染及び重症化を予防をするため、ワクチ ン接種が可能な方は、年内に、新型コロナとインフルエンザのワクチンの接種をお願いします。特 に小児や高齢者、基礎疾患のある方は、積極的に接種の検討をお願いします。
また、体調不良時に備えて市販の解熱鎮痛剤、風邪薬、コロナ検査キットを家庭に常備すること をお願いします。あわせて、自宅療養に備え食料品の備蓄もお願いします。
県外への移動を検討されている皆様へ
全国旅行支援事業がはじまっていますが、全国的に感染者数が増加しています。
人との接触が多い感染リスクが上がる場所への外出や重症化リスクの高い人がいる場所へ の訪問、訪問先での感染リスクの高い行動には厳に注意し、不織布マスクの着用、手洗いや手 指消毒、室内換気などの徹底をお願いします。
全国の直近1週間 10 万人当たり新規陽性者数(12月15日現在) |
【凡例】 感染状況(10 万人当たり新規陽性者数) 100 人以上 ! 感染拡大により移動制限等の措置が発 出されている地域 緊急事態宣言
まん延防止等重点措置
感染状況に注意 ! ※ ! は、10 万人当り新規陽性者数が全国平均より 1.5 倍以上又は ! !! !! ! ! ! ! |
次回発表予定 令和4年12月23日(金)
※上記発表前でも必要に応じて随時発表する場合があります
県民・事業者の皆様へのお願い
○適切な受診
・基礎疾患がなく、ワクチンを接種されている60歳未満の方にとっては、自宅での安静と市 販薬で自然に治る病気です。事前に咳止め・解熱剤などの準備をお願いします。 ・救急医療が緊急に必要な人の診療が遅れないように、夜間・休日は、軽いかぜ症状だけの 場合は、受診を控え、平日の日中にかかりつけ医など地域の医療機関を受診してください。 (お子さんの症状が気になる場合は、必要に応じて、#8000(静岡こども救急電話相談)を ご利用ください。)
○マスクの着用の徹底
・飲食の際にはマスクを外しての会話は家族のみの場合とし、それ以外の方とは食べる時は 会話をせず、会話する時は、必ず不織布マスクを着用するようお願いします。 ・特に多人数、長時間の会話では、お互いに不織布マスクの着用を徹底してください。こまめ な換気を行わない場合には、BA.5の感染力の強さから感染リスクが高まります。 ・「屋外では、まわりに人がいなければマスクは不要」、「就学前の子どもは、マスクは原則不 要」です。適切なマスクの着脱ができるよう、常時、マスクの携行をお願いします。
○オミクロン株対応2価ワクチンの接種
・現在実施中のオミクロン株対応2価ワクチンの接種は、オミクロン株に対し、従来型ワクチン を上回る重症化予防効果とともに、感染予防効果や発症予防効果も期待されています。 ・この2年間、年末年始に感染が流行しています。接種券が届き次第、年内の できるだけ早い時期に接種することをご検討ください。 ・なお、県の大規模接種会場(もくせい会館等)でも、2価ワクチンの接種を実 施していますので、ぜひご利用ください。
○事業所における取組
事業者の皆様等へのお願い
・事業者の皆様は、職場や店舗等における基本的な感染防止対策の徹底、特に換気の励行、 「居場所の切り替わり」での感染防止対策や、在宅勤務、時差通勤など、人との接触を低減 する取組など、感染防止対策を継続してください。 ・医療機関のひっ迫を回避するために、従業員が発熱等で休暇を取得する際に、新型コロナ 又はインフルエンザの検査結果を証明する書類や診断書を求めないでください。また、従 業員が職場復帰する際に検査の陰性証明や治癒証明を求めないようお願いします。
○学校等における取組
・学校や保育所等では、マスクの着用、こまめな換気など基本的な感染防止対策の徹底、感 染リスクの高い行動の回避に努めてください。 ・職員や児童・生徒等に何らかの風邪症状がある場合については、部活動や課外活動も休 み、市販薬(咳どめ・解熱剤等)を服薬するなど、自宅で静養してください。
○福祉施設等での取組
・福祉施設等の事業者の皆様は、県から配布された抗原定性簡易キットを活用して週に2度 の定期検査を行い、陽性者の早期発見に御協力願います。
○催物(イベント)における留意事項
・催物(イベント)の主催者の皆様は、3密の回避など基本的な感染防止対策の徹底ととも に、参加者の把握に努めてください。
・参加人員 5,000 人超かつ収容率 50%超のイベントを開催する場合は、県に具体的な感染 防止策を記載した「感染防止安全計画」を提出してください。
・イベントにおいて、会話の場面や密集する場面では、参加者にマスクの着用を徹底してく ださい。
県の大規模接種会場の 情報はこちら
県民の皆様へのお願い
マスクは常に携行しましょう! 場合別マスク着用の参考表
周囲の人 の状況 屋内/屋外 |
自分 1人 のみ |
同居人 のみ |
同居人以外の人々 (事例の赤字は国通知の事例) |
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2m以上離れている |
2m以内にいる |
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ほとんど 会話無し |
会話・発声 あり |
ほとんど 会話無し |
会話・発声 あり |
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屋内※1 |
不要 例) 1人で部屋 で過ごす |
不要 例) 家族で居間 で団らん |
例) 不要図書館で席を離れて 座り自習 |
推奨※2 例)
離れた席でおしゃ
べり
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例)推奨通勤電車・バスの 中 |
例) 推奨狭い会議室での会 議、カラオケ、麻 雀 |
屋外 |
不要 例) 1人で散歩 や自転車 |
不要 例) 家族でハイ キング |
例) 不要静かにランニング・ サイクリング・釣り |
例) 不要 密にならない外遊 び・テニス |
例)不要徒歩通勤、静かな 行列、野外観劇 |
例) 推奨繁華街・観光地の 人混み、友人と BBQ、球技観戦 |
*就学前の子どもは、マスクは原則不要
*高齢者や基礎疾患のある人、またはそのような方と接する人は、マスク着用を推奨
*マスク着用なしで咳やくしゃみをする際は、口鼻をハンカチやそででおおう (咳エチケット)
※1;車内(電車、バス、自家用車等)を含む ※2;十分な換気等の感染対策をしている場合はマスクを外すことも可
マスクは いつも かばんに いれる! マスクを つける つけない |
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まわりの ひと いえ・のりもの または そと |
じぶん だけ |
かぞく だけ |
かぞく では ない ひと たち |
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ふとん 2めーとるよりも とおい2 2めーとるより ちかい めーとる |
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しゃべらない |
しゃべる |
しゃべらない |
しゃべる |
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たてものや のりものの なか たてものの そと へやに かぞくで いる てれび かぞくで さんぽ さんぽ とおくに はなれて しずかに どくしょ らんにんぐ、 じてんしゃ、むしとり ※ とおくに はなれて しゃべる おにごっこ、 どっじぼーる ひとが おおい でんしゃ、ばす あるいて がっこう へ いくとき せまい へやで、 しゃべる、うたう ひとが たくさん いる ところ *しょうがっこうに はいる まえの こどもは、マスクは いらない (したい こどもは してよい) *おとしよりや びょうきの ひと、その ひとに あうとき、びょういんに いく ときは、マスクを する *マスクなしで せきや くしゃみを する ときは、くちと はなを はんかちや ふくで おさえる ※ かぜが おおく はいる へやでは、マスクを はずしても よい |
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国評価レベルの判断基準 令和4年12月16日 改定
状 況(国の例示等) |
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国評価 保健医療の負荷 社会経済 (参考) 本県の レベル 最大確保 活動 感染状況 指標と目安値 病床使用率 |
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4 医療機能 不全期 |
・発熱外来や救急外来で対応しきれず、一般の外来に も患者が殺到 ・通常医療も含めた外来 医療全体がひっ迫し、機能 不全の状態 ・入院が必要な中等症・重症者の絶対数が著しく増加。 医療従事者の欠勤と相まって、入院医療がひっ迫 ・入院できずに、自宅療養中に死亡する者が多数発生 ・通常医療を大きく制限せざるを得ない状態(重点医 療機関における医療従事者の欠勤急増) |
病床使用率
重症病床使用率
概ね 80%以上 |
欠勤者が膨大 な数になり、 社会インフラ の維持にも支 障が生じる可 能性 |
今冬の新型コ ロナウイルス 感染者の想定 を超える膨大 な数の感染者 が発生
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【感染状況】及び【保健医療の負荷の状況】 今後の感染状況等を踏まえ設定
【社会経済活動の状況】 県内の複数の公共交通機関において、新型コロ ナの影響で従業員が欠勤したことによる減便が 生じた場合 |
3 医療負荷 増大期 |
・外来医療の負荷が高まり、発熱外来や救急外来の多 くに患者が殺到する、重症化リスクの高い方がすぐ に受診できないという事象が発生 ・救急搬送困難事例の急増 ・入院患者も増加し、また医療従事者にも欠勤者が多 数発生し、入院医療の負荷が高まる(重点医療機関 における医療従事者の欠勤急増) |
病床使用率
重症病床使用率
概ね 50%以上 |
職場で欠勤者 が多数発生 し、業務継続 が困難になる 事業者も多数 発生 |
医療の負荷を 増大させるよ うな数の感染 者が発生
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【感染状況】 【保健医療の負荷の状況】 1コロナ受入病院入院者 4発熱外来の行政検査数 21,000件/週 5救急搬送困難事案件数 40件/週 【社会経済活動の状況】 具体的な目安値等は設定せず個別に判断 |
2 感染拡大 初期 |
・診療・発熱外来の患者数が急増し、負荷が高まり始め る |
病床使用率 概ね30~50% |
職場で欠勤者 が増加し始 め、業務継続 に支障が生じ る事業者も出 始める |
感染者が急速 に増え始める |
今後の感染状況等を踏まえ設定
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1 感染 小康期 |
・外来医療、入院医療ともに負荷は小さい
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病床使用率 概ね0~30% |
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感染者は低位 で推移、又は 徐々に増加し ている状態 |
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