さまざまな脳の障がいにより、生活するうえで支障をきたしている状態が継続している状態のことをいいます。
認知症にはいくつかの種類がありますが、主なものとして、次の4つが挙げられます。
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アルツハイマー型認知症
大脳皮質連合野や海馬領域を中心に、「βアミロイド」や「タウたんぱく」という異常なたんぱく質が神経細胞内にたまって神経細胞が死んでしまい、発症します。
比較的早い段階から、記憶障害、見当識障害のほか、不安・うつ・妄想が出ることがあります。認知症の約60%をアルツハイマー型認知症が占めています。
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レビー小体型認知症
脳の神経細胞の中に「レビー小体」と呼ばれる異常なたんぱく質のかたまりがみられ、手足が震える、小刻みに歩くなどのパーキンソン症状や、実際にはいない人や物が見える「幻視」を伴い、症状の変動が大きい特徴があります。認知症の約10%をレビー小体型認知症が占めています。
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前頭側頭型認知症
司令塔役の前頭前野を中心に障がいされるため、感情をコントロールすることが難しくなるなど、「わが道を行く」と言われるような行動になりやすい特徴があります。
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脳血管性認知症
脳の血管が詰まる「脳梗塞」や血管が破れる「脳出血」、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れて、意欲が低下したり複雑な作業ができなくなったりします。脳がダメージを受けた部位によって症状が異なります。認知症の約20%を脳血管性認知症が占めています。
認知症の症状は、もともとの性格やその人が得意な事・苦手な事などもあり、一律ではありません。
以前はできていたことができなくなった、様子が変わったなどがサインになります。
認知症は誰でもかかる可能性のある身近な病気です。
「加齢によるもの忘れ」と「認知症による記憶障害」の違い
加齢によるもの忘れ |
認知症の記憶障害 |
経験したことが部分的に思い出せない |
経験したこと全体を忘れている |
目の前の人の名前が思い出せない |
目の前の人が誰なのかわからない |
物の置き場所を思い出せないことがある |
置き忘れ・紛失が頻繁にある |
何食べたか思い出せない |
食べたこと自体を忘れている |
約束をうっかり忘れてしまった |
約束したこと自体を忘れている |
物覚えが悪くなったように感じる |
数分前の記憶が残らない |
曜日や日付を間違えることがある |
月や季節を間違えることがある |
早めの気づきと適切な対応のメリット
「認知症はどうせ治らない病気だから、医療機関に行っても仕方がない」というのは誤った考えです。
- 発症の原因によっては、早い段階で治療を開始すれば治る可能性があります。
- 適切な対応で、その後の症状の緩和や進行の遅延が期待できます。
- 今後の生活の備えや、もしものときの話し合いを、余裕をもって進められます。
「認知症気づきチェックリスト」をやってみましょう
「もしかして、もの忘れ?」もの忘れが気になったり、不安を感じたら「認知症気づきチェックリスト」をやってみましょう。ご家族や身近な人が代わりにチェックすることもできます。
区内のおとしより保健福祉センター(地域包括支援センター)にて配布しています。
下記のリンクから、東京都の「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」(WEB版)をお試しできます。(点数自動計算あり)。たった10個の質問に答えるだけの簡単なチェックです。
チェックの結果が気になる方は
以下の項目をご覧ください。
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