令和4年7月15日現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により保健所業務がひっ迫しているため、保健所が実施していた施設内陽性者対応を当面の間、次のようにしていただくようお願いいたします。
渋谷区保健所への報告
医療機関
感染者が5人以上となった場合に報告をお願いいたします。
福祉施設
コロナワクチン接種歴を再度確認するようお願いいたします。
陽性者が発生した場合に報告をお願いいたします。また、陽性者が5名以上となった場合も報告をお願いいたします。
感染拡大防止のための訪問指導に関しては、東京都高齢者・障害者入所施設向け「専用相談窓口」「都即応支援チームの派遣」利用をご検討ください。
濃厚接触者の定義
国立感染症研究所感染症疫学センター「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的な疫学調査実施要領」では次のとおり記載されています。渋谷区も同様の定義を使用します。
患者(確定)と同居あるいは長時間の接触(車内・航空機内等を含む)があった者
適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護をした者
患者の気道分泌液もしくは体液などの汚染物に直接触れた可能性のある者
手で触れることのできる距離(概ね1メートル)で、必要な感染予防なしで患者と15分以上の接触のあった者
病院・福祉施設において濃厚接触者を判断する場合は次を参照してください。
濃厚接触者選定対象
- お互いマスク着用であっても身体接触を伴うケアが累積10分以上ある場合
- どちらかがマスク着用なしで身体接触あり、または1.5メートル以内で会話がある場合
- マスク着用を把握していない場合
- PPE(個人防護具)や手指消毒不十分な場合
- お互いマスク着用がない場合
- 環境に2方向の換気がない場合に長時間(おおむね1時間以上)1.5メートル以内で接触した場合
陽性者の属性(職員か、利用者か等)により次をご参照ください。
利用者・患者が陽性の場合
- 同室者
- 食事の際席が1.5メートル以内
- 個人的に交流があり仲が良いと聞き取れた相手
- PPE(個人防護具)が十分でない身体接触ケアを実施したスタッフ
スタッフが陽性の場合
- 直接の身体ケアをした受け持ち患者、利用者
- 食事休憩が同じタイミング・1.5メートル以内のスタッフ
- 2方向換気のない場所で実施した15分以上の会議参加者のうち本人の隣席
濃厚接触者の管理
施設内の感染対策は厚生労働省から発出されているガイドラインにそって対応するようお願いいたします。
濃厚接触者と選定された場合は、感染拡大防止のため次の対応を行うようお願いいたします。
- 入所施設は可能な限り濃厚接触者全員のPCR/抗原検査を実施
- 初発が患者・利用者で感染経路不明な場合はスタッフのスクリーニング検査を推奨
- 濃厚接触者については毎日2回以上体温の確認を行う
- 濃厚接触者となった利用者・患者については陽性者との接触から7日間は可能であれば個室管理(難しい場合は非接触者との接触を避ける対応)、PPE(個人防護具)対応をする
濃厚接触者以外の管理
陽性者と接触があるが濃厚接触者にあたらない場合、接触から7日間は健康観察を実施することを推奨いたします。
濃厚接触者選定の拡大・基準の変更をする場合
濃厚接触者としなかった患者職員と接触歴ある入所・入院患者が新型コロナウイルス陽性となった場合や感染経路不明な入所・入院患者が新型コロナウイルス陽性となった場合は、現在の濃厚接触者の範囲設定が不十分として接触者選定を拡大・基準を再度確認するようお願いいたします。
濃厚接触者範囲の見直し
- 上記の陽性者と初発患者との接点となった場面に当てはまる全員
- 新たな陽性者と初発患者の接触時間と同じ時間の接触としていたが濃厚接触者から除外した全員