官民連携による「骨粗しょう症疾患啓発事業(疾患啓発コモンズ)」の結果の公表について

官民連携による「骨粗しょう症疾患啓発事業(疾患啓発コモンズ)」の実施

大阪市では、株式会社キャンサースキャン、アムジェン株式会社と「官民連携による骨粗しょう症疾患啓発事業(疾患啓発コモンズ)」に関する協定書(以下「三者協定」)を令和2年11月25日に締結し、健康寿命を阻害する大きな原因の1つである骨粗しょう症対策に取り組んできました。

骨粗しょう症は、単なる骨の老化ではなく、骨の代謝異常により、骨がもろくなり、骨折しやすくなった疾患です。骨粗しょう症による骨折を「脆弱性骨折(ぜいじゃくせいこっせつ)」といい、特に、背骨や太腿骨に骨折が起こりやすく、これが健康寿命を阻害する原因の1つとなっています。これらの脆弱性骨折を引き起こす骨粗しょう症は高齢の女性に多い病気とされていますが、若年層や男性も罹る疾患です。一度、脆弱性骨折を起こすと、短期間のうちに次の骨折を連鎖的に引き起こす「二次骨折」のリスクも極めて高くなることがわかっています。骨粗しょう症の国内患者数は約1,280万人(65歳以上の方の3人に1人)と推計されていますが、無症状であることなどから治療を受けている人は200万人程度しかいないとされています。

本三者協定は、一度骨折を経験しているにも関わらず、骨粗しょう症の治療が開始されていない方々に向けて、骨粗しょう症の疾患啓発と二次骨折予防のための受診を促すことにより、脆弱性骨折を防ぎ、健康寿命延伸につなげることを目的として締結したもので、この度、本事業の効果検証を行い、一定の示唆を得られたことから、以下のとおり、報告書をとりまとめましたので、公表いたします。

なお、この報告書は「三者協定」に基づき、株式会社キャンサースキャンが資料作成しております。

本事業が、健康寿命延伸に向けた事業での活用の一助となれば幸いです。大阪市では、今後も市民の健康寿命延伸を目指した活動を模索していきます。

【概要版】大阪市における二次骨折予防を目的とした骨粗しょう症疾患啓発事業報告書

Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)別ウィンドウで開く
PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。

大阪市における二次骨折予防を目的とした骨粗しょう症疾患啓発事業報告書

Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)別ウィンドウで開く
PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。

報告書に関する問い合わせ先

資料作成者

株式会社 キャンサースキャン 

03-6420-3390 (塚田・北村)

協定先民間企業

〇株式会社キャンサースキャン(東京都品川区西五反田1-3-8 五反田PLACE 2F)

累計700以上の市町村国保における保健事業の支援(2022年現在)
厚⽣労働省が市区町村向けに発⾏した「受診率向上ハンドブック」の製作を担当(2015年、2019年) 
環境省・⾏動経済学会ベストナッジ賞受賞(2018年) 
国民健康保険者にて日本初のSIB(Socia Impact Bond)事業を実施(2017年)

〇 アムジェン株式会社(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー)

アムジェン株式会社は、世界最大規模の独立バイオテクノロジー企業である米国アムジェン社の日本法人です。2013年10月にアステラス製薬との合弁会社であるアステラス・アムジェン・バイオファーマとして事業を開始し、2020年4月1日にアムジェン社の完全子会社となり商号を変更しました。アムジェン株式会社では、循環器疾患、がん、骨疾患、炎症・免疫性疾患、神経疾患を始めとするアンメット・メディカル・ニーズが高い領域に焦点を絞り、現在約700人の従業員が、「To serve patients – 患者さんのために、今できるすべてを」というミッションのもと、臨床開発から販売までの活動を行っています。

SNSリンクは別ウィンドウで開きます

    • Facebookでシェア
    • twitterでツイートする
  • LINEで送る

このページに対してご意見をお聞かせください

入力欄を開く

このページの作成者・問合せ先

大阪市健康局健康推進部健康づくり課
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所2階)
電話: 06-6208-9943 ファックス: 06-6202-6967

ブログに戻る