HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種

2023年4月1日以降の接種分より、「組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(シルガード9)」も定期予防接種(キャッチアップ接種含む)として利用できるように準備をしています。
 今後、詳細が決まり次第、お知らせします。

HPVワクチンの予診票を送付しました

2021年11月26日、積極的勧奨差し控え勧告(平成25年6月14日健発0614第1号)が廃止されました(令和3年11月26日健発1126第1号)。
中野区も積極的な勧奨を再開し、今年度の全ての対象の方予診票を送付しました。

リーフレット

小学校6年から高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ
小学校6年~高校1年相当女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)

小学校6年から高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ詳細版
小学校6年~高校1年相当女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)

対象者、費用

対象者、費用
対象者

中野区にお住まいの小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女子(標準接種対象は、中学校1年生相当の年齢です)

費用

無料

接種対象年齢を過ぎてしまった場合

2022年度に中学3年生又は高校1年生相当の年齢の女子は、上の接種対象年齢を過ぎた後も、同じ予診票を用いて2025年3月31日まで接種いただけます(2025年3月31日まで実施されるキャッチアップ接種は、接種対象年齢から外れる方を順次その対象として取り扱うことができる、とされているため)。詳しくはHPVワクチンのキャッチアップ接種へお進みください。

ワクチン接種が受けられない方

  • 妊娠している方
  • 摂氏37.5度以上の熱がある方
  • 重篤な急性疾患にかかっている方
  • 免疫異常のある方
  • ワクチン成分に対するアレルギーのある方
  • 以前ワクチン接種後30分以内に、アナフィラキシー・ショックを起こしたことのある方
  • 医師が不適当な状態と判断した方

ワクチン接種を受ける際に医師との相談が必要な方

  • 妊娠している可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 心臓病・腎臓病・肝臓病や、血液の病気、発育障害などの基礎疾患のある方
  • 以前ワクチン接種後2日以内に、発熱、発疹、じんましんなどがみられた方
  • 以前けいれんを起こしたことのある方

接種回数

  • 十分な免疫を獲得するためには3回の接種が必要です。
  • HPVワクチンはサーバリックスガーダシルの2種類あり、それぞれ推奨される接種間隔が異なります(シルガード9はまだ接種できません)。
  • 予防接種は医療行為であり、医師の判断によって、推奨される接種間隔で接種できない場合もありますので、実際の接種に際しては接種医とよく相談してください。

接種方法

接種の前に、子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種をご希望の方へ(PDF形式:279KB)またはHPVワクチン(ガーダシル)を接種される方へ(PDF形式:365KB)をよく読んで、納得してから受けましょう。

予診票発送

  • 定期予防接種を受けるときには予診票が必要です。
  • 予診票は以下の時期に送付しました。
  • 紛失したなど予診票がない場合は、再交付申請にお進みください。

高校1年生相当の方(令和4年4月高校1年生になられる方)

2022年3月4日(金曜日)に送付しました。

小学6年生から中学3年生の方

2022年4月8日(金曜日)に送付しました。

同封物

  • 予診票3部
  • 予診票に貼るシール(お名前、ご住所記載)
  • リーフレット「小学校6年~高校1年相当女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版) 」
  • 2022年度中野区子宮頸がん予防接種実施医療機関一覧
  • お子様と保護者の方へのご案内

医療機関に予約

  • 医療機関によって、接種の曜日・時間・費用などが異なります。必ず事前に各医療機関にお問い合わせの上、予約をしてお出かけください。
  • 中野区内の実施医療機関は、中野区予防接種実施医療機関一覧をご覧ください。
  • 中野区内の実施医療機関以外の医療機関での接種を希望する場合は、中野区外で接種したい場合にお進みください。

接種当日

  • 予診票と母子健康手帳を、医療機関にお持ちください。
  • 13歳以上の女子は、予診票の保護者同意欄に記入があれば保護者の同伴なしでも予防接種を受けることは可能ですが、接種直後の失神について国などから特に注意喚起がされていますので、未成年者の予防接種の原則のとおり、保護者などの同伴をお勧めします。
  • 16歳以上の女子は、保護者の同意なく接種することが可能です。

接種後

リーフレット「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」をご覧ください。

  • 接種後の一般的な注意については、接種の後はにお進みください。
  • 注射部位を強くこすらないでください。
  • 接種後30分は、血管迷走神経反射と考えられる失神が起こることがあります。失神による転倒を防ぐために、接種後は医師の指示に従って、背もたれのある椅子など体重を預けられるような場所で、なるべく立ち上がることを避けて、しばらく待機するようにしましょう。
  • なお、接種後1週間は副反応症状に注意し、気になる症状が出たときは接種した医師にご相談ください。

参考

子宮頸がん予防ワクチンの効果

  • 子宮がんのうち子宮の入口にできるがんが子宮頸がんで、日本では女性のおよそ300人に1人の方が、生涯のうちに子宮頸がんで亡くなると推定されています(がん情報サービス 最新がん統計)。
  • 子宮頸がんの主な発生原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)です(がん情報サービス 子宮頸がんと予防ワクチン)。
  • HPVワクチンは、HPVの感染を予防するので、結果的に子宮頸がんが予防されます。
  • HPVが主に性交渉で感染することから、初回性交渉前に子宮頸がん予防ワクチンを接種することが推奨されています。
  • 子宮頸がんは検診で容易に発見できるので、子宮頸がん予防には、ワクチン接種後も、20歳になったら定期的な検診を受けることが大切です。詳しくは、子宮がん検診にお進みください。

ワクチンの安全性

厚生労働省の専門家会議では「これまでの副反応報告によって、その安全性において重大な懸念は認められない」とされています。
WHO(世界保健機関)の専門委員会も、2015年12月17日に安全声明を出しています。

参考

副反応

局所反応(およそ10人に1人)

  • 接種した部位の痛み
  • 接種した部位が赤くなる
  • 接種した部位の腫れ

全身反応

  • 筋肉痛、関節痛、頭痛、腹痛(およそ10人に1人)
  • じんましん、めまい、発熱(10人に1人未満)

重い副反応

  • アナフィラキシー・ショックや、嘔吐、呼吸困難、血圧低下などの激しい全身アレルギー症状(およそ96万接種に1回)
  • ギラン・バレー症候群(=急速に悪化する手足などの筋力低下、感覚鈍麻などの全身症状)(およそ430万接種に1回)
  • 急性散在性脳脊髄炎(ADEM=発熱、頭痛、目が見えにくい、手足の筋力低下、感覚鈍麻などの全身症状)(およそ430万接種に1回)
  • 複合性局所疼痛症候群(CRPS=さまざまな慢性の痛み)(およそ860万接種に1回)
  • 血管迷走神経反射(失神)(頻度不明)

PMDA 重篤副作用疾患別対応マニュアル(新しいウィンドウで開きます。)

参考

関連ファイル

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このページについてのお問い合わせ先

健康福祉部 保健予防課(中野区保健所) 保健予防係

中野区保健所2階4番窓口

電話番号 03-3382-6500 ファクス番号 03-3382-7765 メールフォーム
受付時間 午前8時半~午後5時

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